妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

食物繊維と乳酸菌・ビフィズス菌は同時摂取がオススメ

多くの妊婦さんが悩まされる便秘を解消するには、食物繊維と乳酸菌を両方摂取するのが効果的です。食物繊維、乳酸菌、ともにそれだけで便秘に効果がある食材として知られていますが、一緒に摂ることにより、どのように効果が変わるのかについてお話ししていきます。

 

食物繊維と乳酸菌を同時に摂取する意味

食物繊維と乳酸菌を同時に摂取するとよいといわれるのは、食物繊維が乳酸菌のエサになるからです。乳酸菌を摂取しても、エサとなるものがない状態だとすぐに善玉菌が優勢になるわけにはいきません。栄養分が少なくては善玉菌は増えられず、悪玉菌優勢の腸のバランスをひっくり返すには時間がかかります。逆に、食物繊維だけを摂取した場合、腸内にもともと乳酸菌やビフィズス菌が少ない状態だった場合はやはり善玉菌が増えるのに時間がかかってしまいます。食物繊維も乳酸菌もビフィズス菌も、毎日排泄されていってしまっていますので、日々摂取し続けることが大切になってきます。

 

食物繊維には種類がある

食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあります。水溶性のものはお腹の中でゲル状になって不要物をからめとったり、保水効果で便を柔らかく保つという効果があります。小腸で乳酸菌のエサになり、乳酸菌を増やす働きがあります。不溶性食物繊維は、大腸で発酵・分解されてビフィズス菌のエサとなります。水溶性食物繊維に比べて不溶性食物繊維は発酵度合いは少ないのですが、水を吸って膨らみ、腸を刺激することによって蠕動運動を活発化させ、排便を促す作用があります。

人間の小腸には乳酸菌が、大腸にはビフィズス菌がいて、それぞれ内容物を発酵させ、腸内環境を良く保つという働きをしています。妊婦さんが多く悩む便秘は、大腸の働きが落ちることによる弛緩性便秘なので、小腸も大腸も合わせて整えなければなりません。小腸で乳酸菌が頑張ったとしても、大腸の環境が悪ければ便秘になります。大腸でビフィズス菌が盛んに働いていても、小腸で何らかのトラブルが起こって腸内環境が悪化すれば、悪化した状態のままの内容物が大腸に降りてきます。乳酸菌とビフィズス菌は、それぞれがきちんと働いているところに意味があるのです。乳酸菌とビフィズス菌をきちんと働かせるもの。それが、食物繊維なのです。

 

乳酸菌にも種類がある

食物繊維には種類があり、役割が違いますが、乳酸菌にも種類があります。植物性乳酸菌と動物性乳酸菌です。植物性乳酸菌は、植物の表面に付着している乳酸菌です。漬け汁や野菜そのものに乳酸菌が増殖して発酵した状態のものを漬物と言います。植物性乳酸菌は他の菌たちと共存が可能な菌です。そのために胃で分解されにくいという性質を持ちます。酸にも強く、胃液や胆汁などにも強く、生きたままの状態で腸までたどり着くという性質を持っています。食物繊維との相性も良く、腸内環境を整えるのに役立ちます。

動物性乳酸菌は、動物の乳の中にいる乳酸菌です。栄養豊富な場所が向いている乳酸菌で、活性力の強い菌です。ですが、単独行動をしてしまうため、腸に届くまでに分解されてしまうものがほとんどで、死菌となってたどり着くことが多いようです。ビフィズス菌にはこのような区分はありません。

 

食物繊維と乳酸菌は、多種類をバランスよく

食物繊維にも乳酸菌にもタイプがあり、細かな働きも異なります。腸内環境を良くするためには、さまざまな種類の食材をバランスよく食べることによっていろいろなタイプの食物繊維や乳酸菌を摂りいれることが望ましいのです。妊婦さんの食べるものは、そのまま赤ちゃんの栄養にもなります。食材が偏らないように、さまざまなタイプのものをバランスよく食べましょう。