妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

オリゴ糖が乳酸菌やビフィズス菌の働きを活発化してくれる

妊娠中の腸内環境改善のためには、腸内の乳酸菌やビフィズス菌の働きが重要になってきますが、これらを活性化させる成分としてオリゴ糖があげられます。ここではオリゴ糖の腸内での働きや、効果、どんな食品にオリゴ糖が含まれているのかについてお話ししていきます。

 

オリゴ糖の腸内での働き

妊婦さんの悩みになりやすい便秘や、風邪をひきやすくなるといった免疫力の低下は、腸内環境を良好に保つことで回避できます。そして腸内環境を整えるためには、腸内の乳酸菌やビフィズス菌の働きが重要になってきますが、これらを活性化させる成分としてオリゴ糖があげられます。オリゴ糖は日常的に摂取する食材に含まれている糖の一種で、食材によってオリゴ糖の種類は分かれますが、難消化性オリゴ糖という種類のものは胃で消化されることがなく大腸に到達し、そこでビフィズス菌のエサとなることで菌数を増やして腸内環境を改善する働きを持っています。

腸には小腸と大腸がありますが、便秘となる場所は大腸です。大腸のビフィズス菌を増やすことによって腸の蠕動運動を促し、便秘を解消する効果がオリゴ糖にはあるのです。乳酸菌やビフィズス菌の栄養となってくれる糖類は、オリゴ糖のほかにもあります。しかし、オリゴ糖以外の糖類は腸に届く前に口内の唾液や胃液で消化されてしまいます。小腸でもオリゴ糖は消化されにくいので大腸まで届き、確実にビフィズス菌の栄養になって腸内環境を改善することができるのです。

 

オリゴ糖の腸内改善以外の効果について

オリゴ糖には、他にも妊婦さんに嬉しい働きがあります。それは、血糖値や中性脂肪を上げにくいということと、虫歯を作りにくいということです。多くの糖類は、口の中でまず唾液によって分解され始めます。それをエサとする虫歯菌が歯の表面のエナメル質を溶かすことによって虫歯になります。オリゴ糖は口の中で消化されにくい糖類なので、虫歯の心配が軽減するのです。妊娠中は虫歯になりやすい傾向にあるので嬉しい効果ですよね。

また、血糖値や中性脂肪を上げにくいのも、オリゴ糖が小腸で消化されにくいということに理由があります。小腸で吸収されたエネルギーは、体の中でつかう分だけを消費されます。消費エネルギー以上に取ってしまったエネルギーは肝臓で脂肪として合成されます。血中に放出された脂肪が中性脂肪です。妊婦さんは太りすぎにも注意が必要です。妊娠高血圧症などの危険な症状に陥らないためにも、体重管理は重要になってきます。オリゴ糖は、甘みを加えて摂取カロリーを減らせるというメリットも持っているので、普段の食生活から上手く取り入れられると良いでしょう。

 

オリゴ糖を含む食品

○醤油、みそ、はちみつ

長期保存のできるこれらの食品には、イソマルトオリゴ糖という種類のオリゴ糖が含まれています。防腐効果があるため、長期保存に一役買っています。

 

○牛乳

タンパク質やミネラル類の消化・吸収を助けるガラクトオリゴ糖が含まれています。母乳にも含まれているオリゴ糖で、母乳しか飲めない赤ちゃんの腸内環境を守る働きがあります。

 

○納豆、きな粉、豆腐など大豆製品

大豆製品全般に含まれているオリゴ糖です。他のオリゴ糖に比べて少量で腸内のビフィズス菌を増加させることができます。大豆製品を積極的に食事に取り入れることは赤ちゃんの体作りのためにも、妊婦さんの腸内環境を整えるのにも役に立ちます。大豆アレルギーの方は摂取しないようにしましょう。

 

○玉ねぎ、ゴボウ、アスパラガスなど

フラクトオリゴ糖が含まれています。虫歯になりにくい性質を生かして、お菓子などの甘みとして利用されていることもあります。

 

食品からオリゴ糖を効果的に取り入れることによって、体の中から健康をめざしましょう。