妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

便秘を放置するとどんな影響があるの?~妊娠中の便秘放置が良くない理由

便秘を放置しておくと、腸にはどんな影響が出るのでしょうか?また放置とは何日間放っておくことなのでしょうか?腸だけではなく体にまで影響が出る便秘について、さらに妊婦さんが便秘を放置することで体に出る影響についてまとめました。

 

放置しておくことで体に出る影響

便秘を放置しておくと、次のような影響が体に出ます。

 

○消化吸収が不自由になる

腸管機能が低下することにより、腸管が蠕動運動する機能や栄養分を消化・吸収する働きが弱まります。栄養分を考えた食事をしても、その栄養が十分に吸収されずに体が栄養不足を覚えます。葉酸をはじめとする、大腸で作られるはずの栄養素も作られなくなっていくので、その不足は体調不良につながっていきます。

 

○細菌感染、アレルギー発症のリスクが上がる

腸は免疫機能も司っている器官です。免疫がうまく働かなければ、細菌やウイルスへの感染率やアレルギーの発症率が上がります。体の中でガン細胞は毎日作られていますが、それを退治してるのも免疫の働きです。免疫が弱まると、発ガン率も上がります。

 

○肥満になる

腸がうまく働かなくなると、代謝機能が下がります。代謝が下がることにより、体で消費される基礎代謝量が下がります。余ったエネルギーは内臓脂肪や皮下脂肪として全身に蓄えられ、肥満やメタボリックシンドロームの原因となります。

 

○ストレスを解消しにくくなる

腸は「第二の脳」と言われるくらいの神経機能を持っています。腸が弱ると神経機能も低下するので、アルツハイマーなどのリスクも上がると言われています。同じストレスを受けても解消するのが早いか遅いか、気分の切り替えがうまくいくかどうかは、交感神経や副交感神経などの自律神経がうまく働いているかどうかによるところが大です。たかが便秘と思うかもしれませんが、便秘によって腸の機能が落ちることによって全身、ひいては精神状態にまで影響が出てしまうのです。

 

○妊娠中の便秘放置は血行不良や痔にもなりうる

妊娠中は便秘になる人も多いのですが、妊娠中の便秘を放置しておくことは、お母さんにとっても赤ちゃんにとってもあまり良いことではありません。というのも、そもそも便は老廃物の塊であるため、腸内に長く留まりすぎると、それだけ毒素が体の中にあり続けるということでもあるのです。さらに便秘は血行不良や冷え性、足のむくみなどのマイナートラブルにつながったり、稀ですが痔の原因の1つにもなったりします。

 

放置された腸の中で起きること

便秘を放置すると、腸の中では便を腐敗させる悪玉菌が優勢になり、善玉菌が減っていきます。善玉菌が産生する酪酸は、大腸粘膜の形成に大きな役割をはたしていますが、善玉菌が減ることにより酪酸は減少し、大腸粘膜が薄くなります。粘膜が薄くなると、悪玉菌が作り出した有害物質やインドール、アンモニアなどの有毒ガスが腸壁を走っている血管に吸収されやすくなります。有害な物質やガスは、血流によって全身に拡散されます。血液が集まる肝臓にも大きなダメージを与え、消化管ホルモンの分泌を低下させ、さらに腸にダメージを与えるという悪循環に陥ります。

 

「放置」とはどのくらいの期間を指すか

日本内科学会は、便秘を「3日以上便通がないこと、あるいは毎日排便していても残便感があること」と定めています。放置の目安はそれ以上の期間となります。3日を過ぎると悪玉菌が優勢になってしまうと思って間違いないでしょう。この期間についての解釈はさまざまで、本来なら排便は毎日あるものなので2日以上は「放置」とする医師や、1週間排便がなくても「本人がつらくないなら便秘ではない」という医師もいます。しかし、便通は本来毎日あるべきもの。あまり長い間放置しておかないで、腸内環境を整える努力をしたほうがよさそうです。