妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

妊娠に必要な免疫力と腸の関係

妊娠するには、体がきちんと免疫を備えていることが大事です。免疫が正常に働いていなければ有害物質や病原菌が体内で活動することになってしまうため、妊活中の女性は免疫力を高めるために腸を整える必要があるのです。ここでは、免疫力と腸の関係についてお話します。

 

妊活には「元気な腸」が必要だった

免疫力がなかったら、体内に入ってきた病原菌、ウイルス、有害物質をすべて受け入れることになります。空気中にも食べ物中にも人間の体に悪影響を及ぼす物質はたくさんあります。近年、妊活がうまくいかない原因として「日常生活で曝露する有害物質の数が昔と比べて多いからだ」という説があります。食品添加物を初めとする有害物質の影響で、卵子や精子が機能低下しているからだという説です。食べ物から入った有害物質は、長い時間腸管にいると、水分に交じって腸管から吸収されて体に蓄積されます。善玉菌優勢の健康な腸は、吸収を待たないで有害物質を排出してくれる力に優れています。腸の内容物が腸内にとどまり続け、そのうえ、悪玉菌が作り出す有害物質の量も増えてしまう状態があります。この状態がいわゆる「便秘」で、便秘になると有害物質が体に取り込まれてしまうリスクが上昇します。有害物質を体に取り込まないために必要なのが「元気な腸」です。有害物質が体に取り込まれてしまったとしても、もう一つ人間の体は、有毒物質が蓄積されないためのメカニズムを持っています。それが「免疫」なのです。

 

妊娠に免疫力が必要な理由

免疫は、病気の原因になるものから体を守ってくれる働きがあります。免疫には2種類あって、1つは一度体の中に入ってきたものを覚え、二度目から排除する「獲得免疫」。もう1つは、初めて会った異物にも反応して排除する「自然免疫」です。獲得免疫は、すでに体の中で出来上がってしまっている免疫で、加齢やストレスによって簡単に下がることはありませんが、「自然免疫」は下がりやすく、体の不調の原因にも結びついています。

腸は、自然免疫の働きに深い関係を持っています。というのも、全身の免疫細胞の6~7割が腸に集中しており、特に小腸に多いため、小腸の健康が全身の健康に関与しているということが言えます。口から入ってきてしまった病原菌や、体を害するものは免疫細胞が退治してくれます。妊娠しやすい体を作るために有害物質をデトックスしたいと思ったら、

○有害物質を吸収せずに排出する善玉菌優位な腸

○病原菌や有害物質を退治してくれる免疫力を高める健康な腸

が必要だということなのです。

 

免疫力を低下させてしまう原因

自然免疫はささいなことで低下してしまいます。腸内環境が崩れてしまい、悪玉菌が増えると腸の活動が低下するため、免疫細胞に悪影響を及ぼしてしまうからです。

 

○ダイエット

食べ物を摂らないタイプのダイエットをした場合、入ってくる栄養分が少ないので善玉菌も死んでしまい、数が減ります。

 

○アルコール

ビールなどのアルコールは、大量の水分を急激に腸に送ってしまいます。ビールを飲むと下痢をすることが多いのは、そのためです。下痢をすると善玉菌の栄養となるはずの食べ物カスも流れ出てしまいます。そのため、善玉菌の栄養が不足して菌の数が減ります。

 

○抗生物質

抗生物質は、体の中に入って増殖している病原菌を殺すために処方される薬です。腸内細菌も菌なのですが、抗生物質は悪玉菌・善玉菌の区別なく菌を殺します。免疫力が落ちてしまうと、腸の働きも低下します。腸の働きが低下すると、便秘や下痢になるため更に腸の働きが低下するという悪循環に陥ってしまいます。

 

新しい命を生み出すには、健康な体が必要です。善玉菌をふやすことを心がけ、自然免疫を高い状態でキープできることをめざしましょう。