妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

下痢はなぜ起こる?

腸内環境悪化のシグナルといえば「便秘」というイメージが強いのですが、下痢もまた腸内環境悪化の証拠です。下痢には便秘とはまた違う困った影響があります。ここではそのお話をしていきます。

 

下痢が起きる原因

下痢の起こる原因は、腸の蠕動運動が過剰になったり、水分量の調節機能に障害が起きることです。

 

原因としては

・食あたり

・水あたり

・消化不良

・ストレス

・冷え

・薬や乳糖不耐症、病気など

が挙げられます。

 

腸は一定の頻度で蠕動運動という伸び縮み運動をしています。腸に食中毒の原因となるような有害物質が入ったり、栄養分の多すぎる食事をとったときなどは、腸が「受け入れられない」と判断し、急激な蠕動運動を起こして早く体外に有害物質や過栄養の部分を排出しようとします。普段食べ馴れていないものを食べても、腸が「異物」と判断し、下痢になることもあります。これは水の変化によっても起こります。傷んだ水はもちろんですが、普段飲んでいる水と違う硬度の高い飲料水などで下痢が起こることもあります。

下痢が起こるのは有害物質が体に入った時だけではありません。ストレスや緊張、疲れなどが蓄積して自律神経が乱れると、そこから腸の働きを悪化させ、下痢や便秘になることもあります。水分量の調節機能に障害が起こる原因の多くは「冷え」です。水分の摂りすぎによっても調節機能に障害が起こります。体の冷えやすい女性にとっては、夏場の冷房が冷えに直結してしまうことも少なくありません。なかなか収まらない下痢は、腸自体の器質疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)などが原因の場合もあります。下痢は多くは2~3日で収まるものです。1週間続くような場合には受診をおすすめします。

 

下痢が起こると腸はどうなる?

下痢になり、腸の蠕動運動が過剰になってしまうと、栄養分の適切な吸収が行われなかったり、有害物質や脂肪分の多すぎる食事による悪玉菌の増殖が見られます。

 

○栄養分の適切な吸収が行われないと

腸は、食べたものから栄養分を吸収するだけではありません。大腸ではビタミンやミネラル類を善玉菌が作り出し、それを吸収することによって体全体の健康を担っています。大腸で生成し、吸収される栄養分のうち、代表的なものが「葉酸」や「ビタミンB群」です。

 

○下痢の原因が悪玉菌を作り出す

有害物質が体の中に入ったり、高脂肪高タンパクの食事を摂ったりすると、腸にたくさんのタンパク質や脂肪が送り込まれます。すると、小腸で脂肪酸に分解しきれなかった脂肪や、アミノ酸に分解しきれなかった過剰なタンパク質が悪玉菌によって分解されます。悪玉菌は過剰な栄養によって増殖しますので、善玉菌優勢だった腸をあっという間に悪玉菌優勢に変えてしまうということも起こります。悪玉菌が増えたことによって腸内環境が悪化すると、そのあと乳酸菌やビフィズス菌を摂取して善玉菌優位にしようとしても1週間ほどはかかります。

 

下痢を起こさない暮らしをしよう

下痢を起こさないためには日ごろから腸内環境を整えておく必要があります。同じ食品を食べても下痢になる方とならない方がいますが、善玉菌が多い腸の持ち主は善玉菌が食中毒菌に対する免疫バリアとなり、食中毒菌の増殖を許しません。普段から腸内環境の良い人は、食中毒菌が入っても下痢そのものが起こらないこともあります。

今現在、腸内環境が悪いと感じている方(下痢や便秘がある方)は、乳酸菌やビフィズス菌などを摂りいれる暮らしを心がけてください。ヨーグルトや漬物などが代表的ですが、サプリメントも今は良いものがたくさん出ています。また、暴飲暴食は避けましょう。アルコール類を過剰摂取することも下痢の原因になります。ストレスがある方はストレスの原因を見つけ、解決策を考えてみましょう。日常生活の中で、ストレスがなくなることはないので、自分に合ったストレス解消方法をいくつか持っているとよいようです。

腸内環境は日常生活に大きく左右されます。良い腸は自分で育てることができます。あまり腸の状態が良くないと感じている方は、積極的に善玉菌を体の中に取り入れる工夫をしてください。