妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

妊娠中の免疫力低下を防ぐために乳酸菌が大切な理由

妊娠中は一般的に免疫力が低下します。妊娠という事態を体が受け入れるため、一時的に母体の免疫力が下がるのです。これは正常な反応ですが、結果として妊娠中の女性は風邪をひきやすかったり、疲れやすくなったりするのです。体の中の免疫細胞のうち60%は腸にあるので、乳酸菌で腸を整えることは、健康な妊婦生活を送ることにつながるのです。

 

妊娠と免疫力の関係

強すぎる免疫は、受精卵や胎児を「異物」とみなします。そのため、自己免疫が強すぎる「自己免疫異常」という症状は、不育症と呼ばれる流産を繰り返す症候群になるといわれています。

これは「免疫が強すぎる」という言われ方をするために、乳酸菌などを使って免疫力を上げることは妊娠に対して逆効果なのではないかという疑問を持つ方もいらっしゃるようです。免疫力を強くすると不育症につながるのではないかという懸念です。

体の中の免疫細胞の60%は小腸にあります。乳酸菌は小腸に働きかけ、弱っていた免疫力を向上させる働きがあります。小腸の働きが低下すると、免疫細胞のバランスも崩れます。小腸の働きを正常にしておくことが良い体調に結びつきます。

 

妊娠するのに免疫力が向上しても大丈夫?

結論から言うと、大丈夫です。乳酸菌で免疫力を強めるという言い方をしますが、乳酸菌はあくまで免疫力を正常な範囲に整えるだけです。強すぎるというのは、過剰という意味です。過剰な免疫機能はアレルギー反応となりますので、これもまた免疫力が正常に動いていない状態、つまり「バランスが崩れた状態」となります。

乳酸菌は、弱すぎる、強すぎるというどちらにも偏ることなく効果的に作用します。風邪をひきやすい状態から、風邪をひきにくい状態にするときにも働きますが、アレルギー反応を持つ状態からアレルギー状態を緩和する効果もあります。

乳酸菌は一方的に免疫力を「強くする」のではなく、強くするという言い方はされますが「正常にする」という意味だととらえてください。乳酸菌で免疫力が「強すぎる」という状態になることはありません。

 

妊娠で低下するのは「細胞性免疫」

妊娠すると免疫力は下がります。たくさんある免疫の種類の中でも、下がってくるのは細胞性免疫です。細胞性免疫が下がると、病気の原因菌などの排除ができなくなります。妊婦は風邪をひきやすいというのは、このためです。

細胞性免疫の低下は病気を重症化させやすいという特徴があります。普通の体の状態ならば単なる風邪で済むことが、治りにくく重症化してしまう恐れがあるということです。

単なる風邪やインフルエンザでも、こじらせてしまって肺炎などになってしまった場合、薬を使わなくてはならなくなります。体調の悪化を放っておけば、胎児への負担も大きくなってしまうので治療は必要です。

 

免疫を正常化させる乳酸菌

妊婦さんの免疫力を向上させるための成分として葉酸は有名ですが、乳酸菌もそれに次ぐ成分として注目されています。妊娠中の病気の悪化を防ぎ、生まれてくる赤ちゃんの免疫力を上げる働きもあるからです。

両親がアレルギー体質の場合、子供に遺伝するケースは統計的に多くなります。アトピーはアレルギー体質の中でも短期間ではなかなか改善しないことで知られていますが、アトピーの子供に8週間乳酸菌を摂取してもらったところ、多くに皮膚症状や痒みの改善が見られたということです。

また、アトピー症状を持つ妊婦さんが乳酸菌を摂取し、さらに生まれてきた赤ちゃんにも一定期間乳酸菌を与えたところ、アトピーの発症率が低くなったという試験結果もあります。

乳酸菌を妊娠時に摂取することには、プラスの側面はありますが、マイナスの側面はほぼ報告されていません。ヨーグルトなどから摂取する場合、ミルクアレルギーのある方は逆効果になることがあります。自分のアレルギー傾向も知っておいてください。

乳酸菌で免疫を整えることは流産など不育症の症状には結びつかないことを理解したうえで、免疫が正常に働くように腸を整える生活習慣を身に着けたいものです。