妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

乳酸菌で女性ホルモンを整えて、妊娠しやすい体作りを

女性の体は、女性ホルモンと呼ばれている、黄体ホルモン・卵胞ホルモンの2つがバランスよく働かないと、なかなか妊娠には結びつきません。そして、これらのホルモンの分泌を促進するための鍵を握っているのが、実は腸内にいる乳酸菌で、妊娠しやすい体作りに一役かっていたのです。ここではホルモンバランスと乳酸菌について解説します。

 

ホルモンバランスを整える脳

体が常に自然のリズムを保とうとするときに、無視してはいけないのが「ホルモン」です。この「ホルモン」というのは、体内にある細胞からしか作られない化学物質なので、食事などで摂取することはできません。70種類以上あると言われるホルモンは、脳の視床下部や甲状腺、卵巣、睾丸などの内分泌腺で作られます。そして妊活中に重要となってくる、性ホルモンといわれる、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンは脳の脳下垂体前葉という場所で作られます。

これらのホルモンの働きによって、卵巣で黄体ホルモンと卵胞ホルモンが作られます。そして、脳の視床下部の信号を受けて放出されたり、抑制されたりします。これを「ホルモンバランス」といいます。脳の視床下部はホルモンの「放出」「抑制」の信号を出します。つまり、卵巣がせっせと卵胞ホルモンと黄体ホルモンを作ったとしても、「放出せよ」「抑制せよ」の信号がきちんと伝達されなかったり、信号自体が出なかったりすると女性の体は妊娠しません。

脳の視床下部の信号を整えるために、乳酸菌が有効という実験データが出ています。正確にいうと、乳酸菌そのものではなく、腸内の乳酸菌が産生する、「乳酸菌生産物質」がそれに当たります。

 

乳酸菌生産物質とは

乳酸菌が腸内で生み出す物質を乳酸菌生産物質といいます。乳酸菌生産物質は、腸内の乳酸菌が生み出す物質のことです。乳酸菌によって作り出される発酵代謝産物として、現在商品化もされています。腸内フローラ(腸内の細菌バランス)を介することなく直接体に作用するとして話題になっています。善玉菌、日和見菌(数の多いほうに味方する菌)、悪玉菌のバランスによって腸内フローラは良い方向にも悪い方向にも傾きます。

しかし、乳酸菌生産物質は腸内フローラが良い状態であろうと悪い状態であろうと、直接体に作用するという特徴があります。もちろん、悪玉菌が多くなり、善玉菌が少なくなれば少量だけ、善玉菌が多くなり、悪玉菌が少なくなれば十分な量が体内に存在することになります。

 

乳酸菌生産物質がホルモンバランスを整えるわけ

乳酸菌生産物質は、ホルモンバランスの司令塔ともいえる脳の視床下部に直接働きかける性質がある物質です。乳酸菌生産物質が増えることはイコール腸内の乳酸菌をはじめとした善玉菌が増えることです。善玉菌が増えた腸は栄養の消化吸収がスムーズになり、ビタミンを合成したりホルモンを生成したりなどの体の生産能力を向上させます。乳酸菌生産物質が視床下部に働きかけるため、各種ホルモンの分泌を促進し、体が自然のリズムで変化するように調節してくれる効果があるのです。

中国で行われた臨床試験のデータでは、ホルモンバランスの改善や免疫力の向上に加え、食欲増進や睡眠の改善などの効果が判明しています。妊娠中や胎児にも欠かせない「自然治癒力の向上」にも役に立つことがわかっており、抗がん剤の副作用すら緩和する効果が報告されています。

 

乳酸菌生産物質を増やすには

各種乳酸菌の合成による乳酸菌生産物質は、すでに商品化されています。口から摂取しなくても、健康な腸を作ることができれば体外からとりたてて摂取する必要はありません。乳酸菌生産物質を増やすには、腸内の乳酸菌、善玉菌を増やすことです。腸は生活習慣によっていくらでも改善することが可能だと言われています。良い腸内環境を作ることは、妊娠するために欠かせないホルモンバランスを正常化することにつながっているのです。