妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

腸内環境を整えて基礎体温を上げる(妊娠しやすい体作り)

妊娠しやすい体作りのためには、基礎体温を上げることが重要になります。そして、基礎体温を上げることと、腸内環境を整えることが、大きな相関性があることが分かっています。特に、女性に多い「便秘」を解消することが、腸内環境が整うことにつながります。ここでは、基礎体温と腸内環境の関係性についてお話します。

 

こんな基礎体温だと妊娠しにくい

基礎体温がこのような状態の方は、要注意です。

 

■低温相と高温相の差が0.3℃以下、あるいは高低がない

■高温相が9日以上続かない

 

基礎体温を測った期間中、低温の期間を低温相、高温の期間を高温相といいます。この差が0.3℃以上ない場合や、高温相が9日以上続かない場合は卵巣の働きが低下している場合があります。

妊娠しやすい時期には、体温が上がります。高温の状態が続かないと、着床がしにくくなるからです。低温相が続くと卵巣が機能低下してしまうというのも困ったことのひとつです。そのため、高温相がきちんと毎月来ることは妊娠できるめやすとなるのです。

 

高温相が続かない原因とは

高温相が続かない原因は、以下の通りです。

 

■卵巣機能の低下

■黄体機能が弱い

■体の冷え

 

この3つは、相互に関係しています。卵巣機能、黄体機能の器質的な異常(排卵障害、卵管障害など)以外は、体の冷えが卵巣機能や黄体機能(ホルモンバランス)を低下させてしまっている可能性があるためです。

体の冷えは、女性にとって一番放置してはいけない問題となります。子宮筋腫や子宮内膜症も低体温のために発症すると言われる病気です。冷えは体の血行障害です。血行障害の状態では、卵子の質も低下することがわかっています。

妊活のためには、まず基礎体温の高温相を作る必要があります。そのために大切な役割を果たしているのが、腸です。

 

基礎体温を腸から上げる

体の冷えは腸と密接に関係します。体が冷えれば腸の活動は妨げられ、下痢や便秘を招きます。それとは逆に、腸内環境が悪いために便秘や下痢を起こしやすい腸だと、血行を悪くして体温を下げます。体の冷えと腸の不調はお互いに影響し合います。

このため、体の冷えは腸から改善することが可能です。便秘や下痢は腸内環境の悪化を教えてくれるサインです。腸内環境は、運動不足やストレス、食事内容、不規則な生活が続いているなどの要因によって簡単に悪化します。

腸内にいるビフィズス菌が多い状態を「腸内環境が良い」状態、ウェルシュ菌などの悪玉菌が多い状態を「腸内環境が悪い」状態といいます。ビフィズス菌は生後1週間の状態が1000億個程度と一番高く、青年期はずっと100億個くらいの状態で推移します。加齢によってビフィズス菌は減り、ウェルシュ菌(悪玉菌)や大腸菌(日和見菌)が増え始めます。

現代社会のストレス、食生活、生活習慣は、以前は老年期に起きていた腸内環境の悪化を早めてしまっています。

 

ビフィズス菌を減らしてしまう生活習慣

20歳を過ぎると、人間の基礎代謝量は減少します。ところが、今の日本で1日当たりの摂取カロリーが一番高いのは30代以降50代までといわれています。高すぎる摂取カロリーは小腸で吸収しきれません。

小腸で吸収しきれなかった過度な栄養素は、大腸に行きます。ところが、大腸で過度な栄養を分解できるのは、悪玉菌しかいません。肉などのタンパク質も成分の変性を起こしやすく、変性が起きてしまったタンパク質は人間の酵素では分解できません。これを分解できるのは悪玉菌だけです。

そのため、栄養過剰な食事、肉の多い食事は悪玉菌をダイレクトに増やしてしまいます。これに対抗するには、野菜やキノコなど善玉菌を増やす食事とともに、小腸の機能を上げてくれる乳酸菌、大腸の機能を上げて腸内環境を改善してくれるビフィズス菌を増やすのが一番近道です。

腸の調子を整えて、正しい上がり下がりを繰り返す基礎体温を手に入れましょう。基礎体温が正しく上がり下がりをすることは、妊娠しやすい体を作るだけでなく、婦人科系の病気の予防にもなります。