妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

妊活・妊娠中の乳酸菌摂取が子供のアレルギー発症を防ぐって本当?

現代社会で増えている子供のアレルギー。アレルギー体質というのは遺伝によるものが大きいため、防ぎようがないと思われがちですが、妊娠中に乳酸菌を摂取することによって、喘息を除くアレルギーの発症率が下がるという検証データもあります。妊娠期間中は便秘になりやすいため、乳酸菌を摂る妊婦さんも多いですが、実はお腹の赤ちゃんのアレルギー発症を予防する効果もあったのです。

 

妊活は「妊娠するため」だけではない

妊活というと、赤ちゃんを授かることに集中しがちになり、妊娠したあと体の中で赤ちゃんを育てるということまで意識がまわらないことがあります。しかし、体の中で赤ちゃんを作ることは大変重要なことです。赤ちゃんはお母さんの体に蓄えられている栄養素を使ってすさまじい勢いで細胞分裂し、体を作っていきます。特に妊娠4~7週の妊娠初期には脳や中枢神経、手足など、主な器官ができあがるため、赤ちゃんにとって非常に重要な時期なのです。

ただし産婦人科に行くのが早すぎても、妊娠の判定はできません。妊娠だと判定できるのは、胎嚢の中の胎児の心臓が動いているのが確認できた時です。早い人で妊娠5週目、通常は妊娠6~7週目です。つまり、妊娠が分かったころには大事な「妊娠初期」の時代がほぼ終わっているのです。妊娠8週目で胎動を感じることはまだありませんが、赤ちゃんはお母さんのお腹の中で活発に動き始めます。この大切な時期のほとんどを、無自覚で過ごさなければなりません。無自覚でいても安心できるように、お母さんの体は万全の準備をすることが必要なのです。

 

妊娠がわからない時期の赤ちゃんのために

まだ妊娠だと判定できない、けれどとても重要な妊娠初期に赤ちゃんの体を作るのは、お母さんの体の中に蓄えられている栄養素です。

腸は善玉菌と言われる乳酸菌が活発に動いている状態では栄養素を十分吸収でき、腸管を通じて血管内に取り込まれてしまう有害物質(悪玉菌が作り出します)は少なくなります。逆に、腸内環境が悪化し、悪玉菌と呼ばれる病原大腸菌、ウェルシュ菌などが活発に活動すると、その菌が生み出す毒素が血管内に取り込まれ、お母さんの胎盤を通じて赤ちゃんに移行する可能性もあります。栄養たっぷりの血液が良いのか、有害物質が多い血液が良いのかは言うまでもないと思います。腸の健康は血液の質を左右すると言っても過言ではないでしょう。腸を乳酸菌が活発に活動できるようにしておくことは実はとても大切です。

さらに、乳酸菌が腸に果たす役割は、妊娠を考えるとき、もう一つあります。それは、「体質の遺伝」の問題についてです。

 

妊娠中の乳酸菌摂取が子供のアレルギー予防につながる

妊娠がわかってから両親の体質の遺伝を心配するのは確かに遅すぎます。しかし、これはどうにもならない問題です。結婚相手を選んだ時点で、もうお子さんの体質は決定しているといっても過言ではないでしょう。

現代社会で増えているアレルギーなどの症状が親にある場合、その「アレルギー体質」自体は遺伝します。あなた、あるいは夫がアレルギー体質の場合は、ほぼ赤ちゃんにアレルギー体質が遺伝すると考えておいてよいでしょう。アレルギー体質は遺伝してしまいますが、アレルギーが発症するかどうか、また、どのような形で発症するかはその人によって違います。お母さんが花粉症で、お父さんが金属アレルギーだった場合、子供がアトピー性皮膚炎という、一見共通点がないかのような症状が出るのはそのためです。体質は遺伝する、けれど症状自体は遺伝しないため、お母さんのおなかの中にいるときに良い環境においてあげればアレルギー体質自体が発症しないという報告もあります。

特定の乳酸菌を妊娠中に摂取することによって、アレルギーの発症率が下がるというデータもあります。妊娠中は便秘が悪化しがちなため、予防のために乳酸菌を意識して摂取する方もたくさんいますが、便秘解消のためだけでなく、赤ちゃんの体質改善にも乳酸菌は一役買っているのです。