妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

妊活・妊娠中にビフィズス菌を摂った方が良い理由

妊活・妊娠中は葉酸・乳酸菌・カルシウム・鉄分などを積極的に摂った方が良いということは、広く知られていますが、ビフィズス菌も腸の健康に大きな影響を与えるものなので、積極的に摂ってほしい栄養素です。同じものだと思われがちな、乳酸菌との違いについてもまとめました。

 

ビフィズス菌と乳酸菌は違うのか

ビフィズス菌と乳酸菌は、どちらもヨーグルトなどのパッケージで見るからか、同じものだと思われていることが多いようです。どちらも広義で「腸に棲む菌」ですが、以下のような違いがあります。

 

■棲んでいる場所

乳酸菌…自然界に幅広く生息。一番の特徴は、酸素があるところで生きていけるところ。

ビフィズス菌…動物の腸内に生息。酸素があると生育できないため、外界には存在できない。

 

■作り出す栄養

乳酸菌…主に乳酸を作る。

ビフィズス菌…酢酸、乳酸、ビタミンB群、葉酸を作り出す。

 

ビタミンB群や葉酸が、赤ちゃんの健康な体作りのためには欠かせない栄養素だということは、妊活をしている人の間ではよく知られている通りです。ビフィズス菌が糖から大腸で葉酸やビタミンB群を作り出してくれることにより、サプリメントなど存在しない昔から、女性は健康な赤ちゃんを産むことができていました。サプリメントに頼らなくても、ビフィズス菌がしっかり腸で機能していれば、葉酸をきちんと体に蓄えることができるのです。

 

葉酸が赤ちゃんに及ぼす影響

葉酸は、タンパク質や核酸を合成する働きがあるビタミンB群の一つです。赤血球を作り出す働きもあり、造血ビタミンとも呼ばれています。葉酸が赤ちゃんをお腹で育てるにあたって大事だと言われるのは、「核酸」を作り出す働きによります。核酸は遺伝情報を保存して、情報通りの体を作っていく場所です。核酸が正常に作り出せなければ、赤ちゃんの体作りに支障が出ます。

妊娠初期の段階において葉酸が不足すると、先天性疾患を招くリスクが高まることが指摘されています。過剰に摂取しても過剰症などの心配はありませんが、赤ちゃんがお腹にいるときに不足すると神経管閉鎖障害などのリスクの上昇、授乳期に不足すると発育遅滞などのリスクが上昇するとされています。妊娠初期と言っても、はっきり「おめでたです」といわれるのは妊娠7~8週後。妊娠が判明したころには一番大事な時期は終わってしまっています。この時期の不足を防ぐために、普段の食事から葉酸を吸収できる体作りをしておくことが大切です。葉酸はビフィズス菌が作り出しますので、腸内にビフィズス菌がいることが重要になってきます。

 

ビフィズス菌を摂りいれるために

ビフィズス菌は、大気中に生息できない菌です。自然の食品には含まれていないので、何らかの加工を施した食品からビフィズス菌を摂取する必要があります。「生きて腸まで届く乳酸菌」という表示のあるものではなく、「生きて腸まで届くビフィズス菌」という表示があるものを選んでください。ビフィズス菌は酸素にも弱いのですが酸にも弱いため、胃酸や胆汁で死滅してしまいます。生きたまま腸まで届かないとビフィズス菌は働きません。できるだけ腸まで届けるために、食事のあと、胃酸が薄まっている状態の時に食べたり、ビフィズス菌を助けてくれるオリゴ糖を含む食品と一緒に食べることがおすすめです。大腸まで届くオリゴ糖は、腸の中にいるビフィズス菌の栄養となり、ビフィズス菌活性化に役立ちます。ヨーグルトは苦手だけれども、自分のお腹の中に今いるビフィズス菌を大切にしたい方は、オリゴ糖を含むバナナやゴボウ、アスパラガスやタマネギなどを食事で習慣的に摂るのも良い方法です。