妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

妊活中に便秘を予防しなくてはいけない理由~体に老廃物をためない

女性に多い「便秘」。妊娠前は何ともなくても、妊娠すると「便秘」になる女性も存在します。そもそも便秘というのは、腸に老廃物が溜まっている状態をさし、これは様々な腸のトラブルを引き起こす原因にもなります。妊娠後の赤ちゃんの栄養状態はお母さん次第。妊活中は「便秘」の予防はもちろん、腸内環境を整えるために善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌)を意識した生活が重要です。

 

老廃物とは何か

腸の老廃物とは、単純に便のことではありません。便の中でも、腐敗物質を含む滞留便や腸内ガスのことです。腸の内容物は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌によって分解されると「発酵」します。悪玉菌によって分解されると「腐敗」となります。悪玉菌によって作られる腐敗物質は善玉菌が棲みにくい環境を作り出し、さらに悪玉菌を増やして老廃物を増やしていくという悪循環を作り出します。

お腹が張る、という状態も老廃物がたまってしまっている状態です。腸の内容物質の腐敗により、発生した腸内ガスが排出されずにたまっているので、おなかがパンパンになってしまうのです。

 

老廃物は有害物質を生み出す

老廃物は腐敗物質をはじめとして、発がん物質や細菌毒素なども作り出します。これらをまとめて「有害物質」といいます。具体的には、アンモニアやフェノール、硫化水素のような有毒ガスも含まれます。腸管には栄養を取り込むため、たくさんの血管が皮膚のすぐそばを走っています。これらの血管は、腸で消化された栄養素だけでなく、有害物質も一部吸収してしまいます。吸収された有害物質は、長い間に肝臓や腎臓、心臓などに障害を与え、さまざまな疾病の原因になり得ます。

妊娠すると、赤ちゃんの必要とする栄養素は、胎盤を経由してへその緒を伝わるお母さんの血液から全て摂取されます。便秘がち、おなかが張っているなど、血液中に有害物質が吸収され、体を回ってしまっている状態だと赤ちゃんにも有害物質は吸収されてしまいます。

 

赤ちゃんの体質胎盤経由の栄養の影響

赤ちゃんの体質は、遺伝的なもの、胎内環境によるもの(冷えなどの環境や、栄養などの外来的なものを含む)によると言われます。胎盤を経由してやってくる栄養分ももちろん赤ちゃんは吸収しますが、有害物質ももちろん吸収してしまいます。そうでなくても、添加物の害や農薬の害などは気を付ける人も多いようですが、自分の体内で生み出してしまう有害物質の移行についても敏感になったほうがよいようです。

善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)は、ビタミンやタンパク質の合成をしやすくし、免疫力の高い体を作り出します。遺伝的なものは、正直な話、女性が男性を選んだ時点である程度決まっていて、どうしようもありません。ですが、赤ちゃんの体質は遺伝的なものだけで作られるわけではありません。お母さんとお父さんから受け継いだ健康を、よりよく受け継げるように、腸内細菌の力を借りることも考えてみてください。

 

腸内細菌のバランスについて

腸内細菌は、善玉菌(有用菌とも)、日和見菌、悪玉菌(有害菌とも)の3種類の細菌によってできています。日和見菌とは、体が健康な状態だったり、腸内が善玉菌優位だったりするときにはおとなしくしてくれている菌です。体が弱ったり、悪玉菌が多くなって腸内環境が悪くなったりすると急に腸内で悪玉菌のような働きをし始めます。日和見菌が悪玉菌の味方になってしまうと、あっという間に腸内環境は悪化します。腸内環境を悪化させないために、善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌)を意識する暮らしを始めましょう。