妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

妊娠中の乳酸菌摂取で赤ちゃんのアトピー性皮膚炎を予防

もともとアトピー体質の方は妊娠中の薬の付き合い方に悩みますよね。なるべく薬を服用しないためには、乳酸悪化させないことが大切です。そして、乳酸菌の摂取がアトピー性皮膚炎の予防に効果的であることが近年分かってきています。さらに遺伝要因が大きいアトピーやアレルギーですが、赤ちゃんに遺伝するリスクを下げるためにも乳酸菌が有効なのです。ここではそれについてお話していきます。

 

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎(アトピー)とは、自分の免疫反応に狂いが生じ、自分自身の体を攻撃して傷つける状態になっていることです。全身の免疫細胞の約6割は腸にあることから、腸とアトピーには密接なかかわりがあるのではないかということは以前から推測されていました。アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質の場合に発症することが多い症状です。特定のものに反応して過剰反応してしまうアレルギーのメカニズムは、なぜ起こるのかは十分に解明されていません。解明されていないながらも、約6割の免疫細胞を集まっている小腸の腸管免疫がアレルギーの予防に有効であることから、アトピー性皮膚炎の予防にも効果的ということは言われています。

 

アトピーと腸の関係

月刊誌「わかさ」の2003年4月号に腸とアトピー性皮膚炎の関係が示されています。

重症のアトピー性皮膚炎の患者さんは6割の割合でしつこい便秘や原因不明の下痢を繰り返すことがあるようです。便秘や下痢を繰り返す患者さんの約9割はほぼ全例に慢性大腸炎の痕跡があるということです。腸の悪玉菌が増えると、腸壁のバリア機能が損傷します。悪玉菌の出す有害物質は腸壁を傷つけ、炎症を起こしてしまうからです。腸壁が傷つくことによって、腸管にある免疫細胞も影響を受け、アトピー性皮膚炎が重症化している恐れがあるということです。

実際に、アトピー性皮膚炎の患者には善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌)数が少ないというデータもあります。善玉菌の数を増やし、腸内環境を改善することによって腸壁のバリア機能を復活させ、免疫細胞の働きを正常に戻すということもかゆみを改善したり免疫バランスを整えたりするのに役立つようです。妊婦さんはホルモンの関係により、腸の働きが落ちることがあります。アトピー性皮膚炎を持っている方は、重症化してしまうことも珍しくはありませんが、赤ちゃんの事を考えると薬が飲みたくないという気持ちも大きいようです。赤ちゃんのことを心配せずに済むように、妊娠中にアトピー性皮膚炎を重症化させないためにも乳酸菌やビフィズス菌で腸を内側から整えましょう。

 

アトピー性皮膚炎は赤ちゃんに遺伝しやすい

アトピー性皮膚炎の症状を持つ妊婦さんから生まれた赤ちゃんは、2人に1人の割合でアトピー性皮膚炎を発症するというデータがあります。両親ともにアトピー性皮膚炎を持っていると3人に2人の割合で発症するようです。両方とも持っていなくても、もちろん発症する可能性はあります。遺伝的要因が無視できないアトピー性皮膚炎ですが、妊娠中にお母さんが乳酸菌を摂取することで赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の発症率を下げられるとするデータがあります。

自分の症状を和らげるためにも、そして赤ちゃんにアトピー性皮膚炎を発症させないためにも、妊娠中から乳酸菌・ビフィズス菌を摂り、腸の環境に気を配っておきましょう。もともと乳酸菌・ビフィズス菌が腸に少ないアトピー性皮膚炎の患者さんは、食物繊維などをいくら摂取しても菌の数がなかなか増えないため、効果を感じることが難しくなることが考えられます。プロバイオティクス効果があるヨーグルトや、サプリメントで乳酸菌・ビフィズス菌を摂取し、腸内環境を赤ちゃんが生まれるまでに整えてしまいましょう。