妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

赤ちゃんの腸内環境を整えるには

母乳しか飲まない5~6ヵ月頃までは、赤ちゃんの腸内は善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌)が優勢な状態ですが、離乳食がはじまると赤ちゃんの腸内環境は急激に変化します。ここでは赤ちゃんの腸内環境を整えることについてお話していきます。

 

アトピー性皮膚炎発症の防止

アトピー性皮膚炎はアレルギー反応の一つです。アレルギー反応の種類は花粉症や食物アレルギー、気管支ぜんそくなどですが、赤ちゃんの場合は食物アレルギーからのアトピー性皮膚炎という形でアレルギーを発症します。遺伝的要因が強いといわれるアトピーですが、両親がアトピーでもアトピーでなくても、誰しもアトピー性皮膚炎の発症リスクがあります。日本人の3人に1人はアレルギーの症状を持っているといわれる現在において、アトピー性皮膚炎は赤ちゃん誰にでも起きうる症状です。

人間の免疫は、「8割が腸」といわれるように、その大きな部分を腸が担っています。腸に集まっている免疫細胞が正しく働いていることによって、アレルギー因子を持っていても発症しなかったりするようです。乳酸菌・ビフィズス菌などが潤沢に腸の中にある状態だと、腸の中は悪玉菌が繁殖しにくい弱酸性の環境に置かれます。悪玉菌の出す有害物質が腸管の免疫細胞に悪い影響を与える、という説もあります。

乳酸菌を赤ちゃんの頃から摂取していることによって、アトピーの遺伝が考えられる赤ちゃんの発症率は半減したという研究結果もあります。赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の発症を心配するのなら、赤ちゃんの頃から乳酸菌やビフィズス菌を意識して摂取させてあげましょう。

 

離乳食が始まったら

赤ちゃんの腸内環境は、離乳食の開始とともに急激に変化します。善玉菌が優勢だった環境から、大人に似た環境に変化していくのです。すなわち、食事の内容によっては悪玉菌が優勢になり、腸内環境のバランスを乱すなどのことも起こってきます。

便秘や下痢が起きるようになれば、赤ちゃんの消化吸収能力も低下します。腸は水分だけでなく、一部ビタミンやミネラルを吸収する器官でもあります。食べた栄養を吸収できないことは、体を作るうえでも動かすうえでも支障となります。離乳食は大人への第一歩です。授乳期の赤ちゃんの腸内細菌は約90%が善玉菌のビフィズス菌といわれています。そこまでは再現できなくても、理想的な腸の状態を保てるようにしてあげましょう。

 

離乳食に摂りいれたい発酵食品

幼児用の乳酸菌タブレットはありますが、赤ちゃん用のサプリメントというものはまだ販売されていないようです。赤ちゃんのうちはサプリではなく、食事に発酵食品をたくさん摂りいれることによって腸内環境を守りましょう。加熱すると乳酸菌は死にます。ビフィズス菌は空気に触れると死にます。けれど、死んだ善玉菌(死菌)もお腹の中にいる善玉菌を活性化させる効果があります。また、死菌は特に免疫系に働きかけることがわかっていますので、赤ちゃんの免疫を高める目的で食べさせるなら、加熱したものでも何ら問題はありません。

 

赤ちゃんの離乳食に取り入れやすい発酵食は以下のようなものがあります。

○ヨーグルト

○納豆

○味噌

○塩麹

○醤油

○甘酒