妊娠・妊婦さんの便秘の改善で赤ちゃんの免疫もアップ!

赤ちゃんの病気が原因で下痢が引きおこるケースって?

赤ちゃんの下痢は単純な腸の冷えが原因ではなく、ウイルスや病気が原因のケースもあります。ここでは赤ちゃんの病気が原因で下痢が引きおこるケースについてお話していきます。

 

赤ちゃんの下痢はなぜ起きるのか

赤ちゃんの下痢の原因となる病気は、大きく分けて以下の3種類があります。

○ウイルス性急性胃腸炎

○細菌性胃腸炎

○乳糖不耐症

赤ちゃんの腸はビフィズス菌を中心とした善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌)の割合が一生で一番高い腸です。なので、下痢になったからと言って、乳酸菌やビフィズス菌を大急ぎで摂取しなければならないということはありません。赤ちゃんが善玉菌を摂取しなければならないのは、ウイルスを殺すために抗生物質を投与されたときといってもいいほどです。下痢は赤ちゃんの体力を消耗し、脱水症状も起こすので、ただの下痢だと侮ってはいけません。

 

ウイルス性急性胃腸炎

嘔吐下痢症と一般的に呼ばれることの多い、ウイルスがお腹に入って起きる病気です。便や吐物から感染しますが、乾燥した吐物から空気感染することもあります。大変伝染力が強いので、お母さんも感染しない注意が必要です。ウイルス性急性胃腸炎とひとくくりに言いますが、その種類は、ロタウイルス、ノロウイルス、腸管アデノウイルスなどがあります。

 

○ロタウイルス

冬から春にかけて流行するウイルスです。発熱を伴うことがあり、重症化しやすいウイルスでもあります。赤ちゃんの場合、生後104日までにワクチンを打つと感染しても軽症で済みます。下痢は長引きます。

○ノロウイルス

秋から冬にかけて流行するウイルスです。ロタウイルスが乳幼児に多いのに比べ、全年齢に多い感染症です。発熱はあることもありますし、ないこともあります。

○腸管アデノウイルス

乳幼児で重症化するウイルスです。発熱を伴うのに合わせて、膀胱炎を起こすこともあります。リンパ節が腫れるのが特徴です。

 

細菌性急性胃腸炎

細菌が繁殖してしまった食物を食べてしまったり、細菌の芽胞(種のようなものです)を食べてしまったりしてお腹の中で細菌が出す毒素を排出しようとして嘔吐や下痢が見られる病気です。1歳未満の乳児は細菌の芽胞を食べると、おなかの中で芽胞が細菌になり、増殖して毒素を出すことがあります。細菌はそのあたりにいるものなので、一定数以上増えなければ問題ありませんが、ボツリヌス菌だけは別です。

大人はボツリヌス菌の芽胞を食べても心配ありませんが、はちみつなどに含まれている可能性があるボツリヌス菌の芽胞を食べた場合、赤ちゃんは下痢をして中毒状態になる可能性があります。はちみつは1歳を過ぎてから食べるようにしましょう。

 

乳糖不耐症

生まれつき小腸にある乳糖分解酵素が欠損したり、数が少ないために小腸での乳糖の分解がうまくいかない状態のことです。乳糖は分解されないと不消化の状態で腸内に残ります。乳糖はそのまま大腸へ行って腸内細菌によって発酵し、腸の蠕動運動を活性化します。同時に大腸の浸透圧が変化し、体の中から水分を腸管に移動させてしまうので下痢が起きます。乳糖不耐症が原因の下痢は、酸っぱいにおいのするガスの混じった下痢になるのが特徴です。赤ちゃんではウイルス性の腸炎と合併することの多い症状です。

 

赤ちゃんが下痢になったら

嘔吐を伴う下痢の場合は、原則として「嘔吐している間は水分は摂らせない」という対処が必要です。嘔吐しているところに水分を摂らせても、かえって嘔吐がひどくなることが多いからです。嘔吐がなく、下痢だけの場合は水分が失われやすいので経口補水液を飲ませましょう。経口補水液は、乳児の場合は体重に応じて飲ませていい量が決まっていますので、表示に従いましょう。赤ちゃんが水分を受付けない場合は脱水症状も心配しなくてはいけないので、普段よりもよく様子を見てあげるようにしましょう。